ASD、ADHD、ADD、発達障害は話している事が分からない

発達障害は会話が理解出来ない

発達障害の人は会話が理解出来ない事が少なくありません。特に抽象的な言葉を言われると内容が理解出来ない発達障害の人なのですが、見た目が定型発達の人と変わらないためなかなか気付いてもらいにくいのです。

発達障害は理解出来ないことが多い 

知的障害がないので会話そのものが出来ないのではなく、漠然とした流れや聞いている声を脳が認識するのに時間がかかってしまう事もあります。

理解出来ない会話のパターン

アスペルガー症候群や多動性注意欠陥障害は「アレやコレなどの抽象的な事が分からない」と良く言われます。

 

これは全くと言って良いほど分からない事が多く頭の中で「アレってなんだろう?」「コレってどういう意味?」などと考えてしまいます。

 

しかし分からないのはこれだけではなく例えば

 

「この書類、以前はどのようにしましたか?」

 

であれば「この書類」は目の前にあるので分かるのですが、分からない部分や悩んでしまう部分は

 

  • 以前がいつかわからない
  • どのようにしたか?のどのようにがわからない

 

このような疑問を感じているのです。

 

もしこれが「あの書類」であれば目の前に書類はないので「あの書類って?」という疑問も増えてしまいます。

発達障害が同じ事を聞く場合

アスペルガーや多動性注意欠陥障害の人が何度も同じ事を聞くから面倒だ!という事をよく耳にします。

 

普通であれば話している背景を察知し行動に移す事が出来るのですが、背景を察知する事が非常に難しく、とりあえず分からないまま行動する事すら出来ないのです。

 

特に分からない事が幾つもある場合は質問ばかりになってしまうのですが・・・

 

同じ事を繰り返し聞くには理由があるのですが、その一つは覚えられず忘れてしまうから。

 

私は昔から人の話しや聞いた事を頭に残す事がかなり難しく、たった5分話しているだけでも

 

  • 最初どんな会話だったか?
  • 何故今この会話に繋がっているのか?

 

が分からなくなる事が少なくありません。

 

そのため

 

あれ?何について話してたっけ?

 

と言った質問を何度も投げかけてしまう事があるのです。

 

しかし一つの題材について話しているのに同じ質問を投げかけられる相手はイライラしてしまいますよね。

 

それは分かっていても頭からさっき聞いた事がスッポリと抜けてしまい・・・何度も同じような事を聞いてしまうのです。

質問が多い発達障害との付き合い方

ASDやADHDの人にとっても相手との良好な関係を築きたいと考えています。

 

だからこそ自分が分からない事や疑問があれば質問をするのですが、普通の人から見れば

 

「何故同じ事ばかり?」
「それさっきも聞かなかった?」

 

そう思う事が少なくないはずです。

 

しかし、忘れてしまった部分を自分なりには思い出そうと一生懸命考えているのですが、間違えてはいけないと思うのでつい聞いてしまうのです。

 

私はASDやADHDの人と話しをする時には必ず確認をするようにしているのですが、例えば以前話した事から繋がる話題をしたい時には

 

「この前話した○○って覚えてる?」

 

から始まり、もし○○が分からないなら以前話した会話を再度そのまま繰り返しています。

 

すると○○に対して思い出す事や再認識する事が出来るので、これから話そうとする事がスムーズに話せるようになるのです。

 

知能障害がないため認識されにくい事が沢山あるのですが、相手が理解しているか?相手の記憶に残っているか?を確認しながら会話を進めると思っている以上にスムーズに進みます。

 

 

何度も同じ事を聞く発達障害は会話や内容が理解出来ていない

 

何度も同じ事を聞く発達障害の人は会話や内容、過去の話題を忘れていたり理解出来ていない場合が少なくないのですが、理解出来ていない事が前提で話せば普通とあまり変わらない会話が出来るようになるので試してみて下さいね。

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