発達障害にとってお正月などの長期休暇は過ごし方が分からない

発達障害にとってお正月などの長期休暇は過ごし方が難しい

発達障害な人にとってお正月などの長期休暇はどのように過ごして良いかが分からないので、折角の休みなのに何もせず過ごしてしまう事があります。

発達障害はお正月の長期休暇をどう過ごせば良いか分からない

自閉症スペクトラムの私は、普段は仕事をしているのですが年末年始の休みになると何をして良いか分からず、結局仕事をしていたりするのですが・・・

 

自由な時間を自由に過ごせるというのは定型発達の人にとって待ち望む時間なのかもしれませんが、決まりを守る事が得意な発達障害にとって自由な時間が出来てしまうと過ごし方が分からないのです。

 

 

自閉症スペクトラムにとって苦痛な休暇や休日の過ごし方

 

折角の休みなんだからどこかに遊びに行こうよ!

 

もし事前に過ごし方を考えているならこのような会話は有りえるのですが、考えていなければ基本的にないはずです。

 

何故なら何をして良いかが分からないからなのですが、どこかに行くという方向に考えが進まないのです。

 

特に自閉症スペクトラムと呼ばれるアスペルガーは、家に引きこもりがちな人も多いからか、長い休みでも家から一歩も出ず過ごす・・・

 

なんて事は珍しい事ではないはずです。

 

 

ASDやADHDの人をお正月に外出させるには事前の話し合いが必要

 

我が家では普段の休みでもそうなのですが、必ず事前にどこに行くかを話し合う事になっています。

 

基本的に定型発達の夫はたまの休みには家から出たい派で、アスペな私は自宅から出たくない派

 

そのため、事前の話し合いがなければ家に居続ける休日を過ごす事になるのですが、前もって行く場所などが決まっていれば外出する事が出来るのです。

 

このお正月も既にどこに行くか?が決まっていて、数日ある中の2日は出かける先が決まっています。

 

しかし決まっていない残りの日は自宅から一歩も出ず過ごす事になるはずです。何故なら決まっていないから・・・

 

朝起きて、突然〇〇に行こう!と言われても直ぐに脳が行くという考えにならず、気づけば夕方なんて事が少なくないので、もしASDやADHDに外出させたいと考えているなら早め、せめて前日には行先を決めておくのがおすすめです。

 

 

発達障害にとってお正月は別に特別な感覚はない

 

長い休みが嫌とうい訳ではないのですが、だからといってわざわざ何かをするという感覚はあまりありません。

 

テレビを見るとUターンラッシュや旅行に行く方々を見る事がありますが、何故わざわざ?と思ってしまうのです。

 

それが良いとか悪いとかではないのですが、基本的に遠くに出かける事はアスペさんや多動性注意欠陥障害の人にとっては日常から大きくかけ離れてしまう事なので余計に苦手感があるのかもしれません。

 

そのため、私の休みの使い方は

 

  • 朝いつも通り起きる
  • 仕事をしたりパソコンをする
  • 晩御飯を食べる
  • お風呂に入る

 

と言うような、これと言った過ごし方をするわけではなく、きっと普通の人からするととてもつまらない過ごし方をしているように見えてしまうのでしょう。

 

しかしこの生活スタイルが嫌いではないので、どのような時であってもこれを変える事が難しいのです。

 

 

アスペルガーやADHDと定型発達の長期休暇の使い方の違い

 

滅多にない休みだからどこかに行きたい、普段出来ない事をしたいと考えるのが定型発達だとするなら、障害がある人はそんな時でもいつも通りに過ごしたいと考えてしまいます。

 

夫婦だと一緒に行動するのが難しいのですが、我が家の夫は実は旅行に行きたいのだそう。

 

しかし障害のある私は全く旅行には行きたいとは思わないので、ここ数年どこかに旅行に出かけるという事は一切ありません。

 

好きな事も違えば過ごし方も異なる普通の人と障害のある人が一緒に過ごすと、きっとこんな所にも問題が潜んでいるのでしょう。

 

発達障害にとってお正月のような長期休暇は、実は少し困ってしまう時期。

 

どのように過ごしてよいか本人ですら分かっていない場合が多いのです。

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