発達障害の考え方は白黒ハッキリしている
発達障害の人の考え方はかなり分かりやすく白か黒の二者択一の場合が多いのは特徴なのですが、既に頭にある事をそれ以上考える事が苦手だからなのかもしれません。
好き嫌いが激しい事にも繋がるのですが、いつも選択肢は2種類だけ。発達障害の人の脳はそういう意味では結構単純に出来ているのかもしれません。
好きか嫌いかで物事を考える傾向がある
広汎性発達障害やADHDの人は定型発達の人のようにじっくりと物事を考える事が苦手です。
考えられないという訳でななく、自分が興味を持った事に対しては一日中考える事が出来るのですが、それ以外の事は既にある程度の人生経験があれば答えが決まっている事がほとんど。
定型発達の人がイメージするなら、好きじゃない食べ物が決まっているような感じでしょうか?!
嫌いな物は嫌い好きな物は好き・・・と普通でも好き嫌いはあると思うのですが、きっと即答できるはず。
そんな考え方を色々な部分で行っているのが広汎性発達障害なのです。
質問そのものが理解出来ない場合がある
二者択一で答えられる質問だと返答に困る事はあまりありません。しかし時には返答出来ない事があります。それは・・・
質問内容が理解出来ない場合です。
我が家では夫との会話で良くあるのですが
夫「この前の○○ってどうなった?」
私「どうなったってどういう意味?」
このような質問だと何が聞きたいか分からず理解する事が出来ないでいるのはASDやADHDの特徴でもあるのですが、この場合
「どうなった?」
ではなく
「買っておいてくれた?」
「やっておいてくれた?」
などの言葉に置き換えると簡単に答える事が出来るんですよね。
白黒ハッキリつかない場合は想定外の事が多い
アスペな私は自分でも中間と言うかグレーゾーンがあまりないと気付いているのですが、それでも物凄く迷い答えがなかなか出せない事があります。
それは想像を絶した時。
何か良い本がないかと本屋さんに何気なく立ち寄ると・・・どれを買って良いかワカラナイんです。
先日、作り置きが出来るレシピの本を買おうと本屋さんに行くと、想像以上に沢山の本が発売されていて結局選べずに帰ってしまいました。
種類が多すぎると脳がパンクしてしまうようで、考えがそこから先進まなくなってしまうからなのかもしれません。
普段はあまり迷う事はないのですが、選択肢が多すぎると迷いすぎてしまうのも特徴なのでしょう。
発達障害は考え方が白か黒とハッキリしている場合が多いのですが、このようなパターンも時にはあるのです。
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