発達障害がセロトニン不足になるとうつ病やパニック障害になる

発達障害がセロトニン不足になるとストレスと戦えずうつ病やパニック障害

発達障害の人は定型発達の人よりも日常的にストレスを抱えやすいのですが、そのためセロトニンと呼ばれる脳内物質が減少している人が多いと言われています。

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そしてこのセロトニンが減少する事により、うつ病やパニック障害はもちろんの事、他にも

 

  • 心身症
  • 精神不安症
  • 対人恐怖症
  • 強迫性障害
  • 神経衰弱症
  • 統合失調症

 

など、様々なメンタルの病を抱えてしまう事があるのですが、発達障害よりもこちらの症状の方に悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

 

では、どうして発達障害の人がストレスを抱えてしまうのか?から書いてみたいと思います。

 

 

自閉症スペクトラムやADHDが抱えるストレスという悩み

 

自閉症スペクトラムやADHDの人は人とは違う部分があり悩むという事もあるのですが、それ以外にも例えば感覚過敏という問題がある人が少なくありません。

 

私もそうなのですが

 

  • 視覚過敏
  • 聴覚過敏
  • 触覚過敏
  • 味覚過敏
  • 嗅覚過敏

 

などの過敏さを感じる事が少なくありません。

 

私は自分にこれらの過敏さがあると知ったのは自閉症スペクトラムの検査の時だったのですが、聞える音や光や物の動きにかなり敏感なのだそう。

 

これが当たり前だと思って生きてきたのですが、定型発達の人の感覚とは異なるらしく、分からなくても良い事に反応してしまうので知らない間にストレスを溜めてしまうのです。

 

しかし当事者は分かっていないので何も対処せず気づけば疲れ切ってしまっている・・・というパターンは少なくないのではないでしょうか。

 

必ずしも同じ過敏さがあるという訳ではなく、人によって感じ方は異なります。感じないという場合もあるので一概には言えません。

 

 

ASDや多動性注意欠陥障害が抱える鬱やメンタルの問題

 

セロトニンと呼ばれる物質がもし沢山あれば・・・

 

この脳内ホルモンはストレスと戦ってくれるので、もしかするとメンタル的に辛いと思う事は少なくなるのかもしれません。

 

しかし常に様々なストレスを感じながら生きているため、知らず知らずに脳内物質を使ってしまっているとイメージすると、精神的な病にかかりやすい事が分かるのではないでしょうか。

 

【参考記事】発達障害の二次的障害と言われる欝病という精神疾患

 

 

ASDや多動性注意欠陥障害、LD障害でもそうですが、前提に発達障害があってもそれに気づかず精神的に辛いと感じ精神科に行くと、その時に初めて障害だと診断されたという人は少なくありません。

 

私の場合はデパスと呼ばれる薬を処方されていたのですが、SSRIなどのセロトニンを増やす精神安定剤を処方される方も多いので、医学的にも脳内ホルモンが関係していると考えられているのではないでしょうか。

 

とは言っても薬を飲むと感覚的に辛いと感じたり、何もできなくなってしまうという理由から服用を辞めてしまう人もいるので、出来るだけ自分で増やす努力をするのがおすすめです。

 

 

発達障害のセロトニン不足とストレスのまとめ

 

現代人は普通の人でもストレスを溜めてしまいやすいと言われていますが、私が定型の人と自分を比べた時に感じる違いはやはり元気のなさなのではないか?と考えています。

 

10代の頃からどこかに出かけても直ぐに疲れてしまい、20代前半には一日中寝ていなければ耐えられないような体調不良がずっと続いていました。

 

その原因はアスペルガーだったというのが分かったのは40代になってからなのですが、体調の悪さの原因が発達障害と分かってからは積極的にストレスを溜めないよう気を付けています。

 

過集中(一つの事に集中してしまう状態)もストレスを溜めてしまうので、適度を心掛けるようにするようにしましょう。

 

とは言っても朝起きた瞬間から音が聞こえ、光が眩しい・・・という問題から逃れる事が出来ないのですが、このような問題と戦うためにセロトニンを少しでも増やすようにしてからかなり楽になりました。

 

大切なお子さんや家族、大切な人が障害を抱えている場合、もし体調が辛そうなら一度セロトニンを増やす提案をしてみて下さい。

 

朝起きて太陽を浴びるだけでも増えるのですから、ちょっとした事でも行動するだけでプラスになるはずです。

 

発達障害は治らなくても少しでも楽になれればそれだけで人生そのものが変わってくるはずですよ!!

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