40歳で発達障害と診断された女性
40歳を過ぎたある時、初めて自分が発達障害だと知りました。それまでは何も問題なく主婦をしてきたのですが、考えてみると全てが発達障害が原因だったと知ったのです。
発達障害を知らずに試行錯誤してきた事や知ってから改善している部分を考えてみました。
発達障害の二次障害だったうつ病
20代の頃から人混みに出ると気力が吸い取られたようになっていた私。そのころから積極的に外出をしなくなっていました。
いつも体がダルく寝込む日も多く、しかしまだまだ若かったからかどこかに問題がある訳ではなく・・・ついた診断名がうつ病だったのです。
この時代はまだ自閉症スペクトラムなどはあまり知られておらず、単にストレスを溜めやすいだけだと思っていたのですが、実は自閉症スペクトラムの二次障害だったのでした。
そして30代に入った頃、突然のパニック障害と過呼吸に襲われたのですが、それでもまだアスペルガー症候群などとは知らず、やはりうつ病との診断。
家から出られない日々が5年程続いていました。
アスペルガーの診断を受けて納得
アスペルガーの診断を受けたのは40代を過ぎてから。私には幼少の頃からチック症があったのですが、ストレスが溜まった時にあまりにも酷くなった事がきっかけで精神科に行ったのです。
チック症は自分でも知っていたのですが、
- 人混みに行けない
- 人付き合いが出来ない
- 相手の言葉が理解出来ない
など、色々な事は実はアスペルガーが原因だと知ったのです。
これを初めて知った時、まさか自分が障害?と思ったのですが、だからと言って何が変るわけでもなく・・・
発達障害の子育てや家庭
私は子育てや家事が本当に苦手で、その殆どをしてこなかったように思います。
実家で生活をしていたからと言うのもあり、色々な人が子育てを手伝ってくれていたのも幸い、家事全ても実家だったので手をつける事もありませんでした。
しかし実家を離れると全てをしなければなりません。元々かなり器用にこなせるのですが、何せ嫌で嫌で仕方が無い。
子育てに関しては子供が大きく成長していたので問題はなかったのですが、それ以外の主婦業が全く出来なかったのです。
が、実はこれ、ASDの主婦に多いのだそう。
自分の苦手な事の全てをASDの責任にするつもりはありませんが、「ああ、何だか納得!」と思ったのは事実でした。
アスペルガーの私が気をつけている事
一番気をつけている事は夫への配慮です。昔から目の中に入るのは子供だけ、それは今でも変わっていないのですが、かなり夫はないがしろにされていると感じていたのだそう。
そんなつもりはないのですが、何事でも優先順位の1位が別格になってしまいやすいのです。
- 人間の中では息子が別格
- 人生の中では仕事が別格
多分私の頭の中にはこの2つしかなく、家庭に目を向けるという事にあまり興味がないのだと知ったのでした。
しかし出来ない事を知ったのは大きなメリットですよね。だから自分なりに出来る範囲で改善しようと頑張っているのです。それは・・・
夫に対する優しさ
かなり欠落しているそうで、まずはここを治そうと現在奮闘しています。なかなか分かってもらえないのですが、やっていればいつかは分かってくれるかな?(汗)
40歳を過ぎるまで発達障害だとは知りませんでしたが、知った事で改善しなければならない事があると分かったのは、有る意味ラッキーだったのだと思っています♪
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