発達障害のASDとADHDの会話の違い

発達障害でも自閉症スペクトラムとADHAでは話し方が違う

発達障害の中にある自閉症スペクトラムとADHD。どちらも持っている人も多く似通った部分があるのですが、細かく分けると同じ発達障害でも違いがあります。

発達障害ASDとADHDの会話違い 

ここでは自閉症スペクトラムとADHDの話し方や会話の違いについて考えてみたいと思います。

 

※人によって様々ですが、ここでは一般的な話し方を書いています。

アスペルガーと多動性注意欠陥障害の会話の仕方

社会性のあまりないアスペルガー症候群の人は、基本的に会話を続ける事が難しい傾向があります。

 

相手の伝えたい事と理解している事が異なる場合が少なくないのですが、これは言葉通りにしか受け取らないからなのでしょう。

 

そのため会話のキャッチボールが苦手で、相手が話している意味そのものが理解出来ず途中で全く異なった話題に変わってしまう事も少なくありません。

 

また、相手の話題に興味がないと話しを聞いていない事も少なくなく、気付けば自分の興味のある話題をしてしまう・・・

 

そのような傾向があるのがASDと呼ばれる自閉症スペクトラムの傾向です。

 

 

ADHDは会話そのものは理解出来る

 

多動性注意欠陥障害の人はASDの人にくらべ相手の話している事を理解する事が出来るので、キャッチボールする事は問題ありません。

 

しかし思った事をつい口に出してしまうからか、相手が話し終える前に話し始めてしまう事が多々あります。

 

そのため、気付けば多動性の人が中心になって会話が進む事が少なくなく、周囲は違和感を感じてしまうのでしょう。

会話をしている時に何を考えているのだろう?

発達障害の人は相手の言葉が理解出来なくなると、頭の中に疑問が生じてしまいます。

 

相手は話しをしているのですが当事者の頭は疑問について考えてしまう時間が増え、結局話しの流れについていく事が出来なくなってしまいます。

 

ASDの人は相手の言っている意味が分からないと何度も質問してしまい、ADHDの人はそれ以外の話しをし始めてしまう・・・

 

どちらかと言えばアスペルガーの人は相手に興味を持ちにくく、多動性の人は人間関係を円滑にしようと考えているのですが、いずれも会話の趣旨からそれてしまうことがあるのです。

 

また同じ会話に飽きてしまうのも多動性には多いのかもしれません。

 

このように話し方一つとっても小さな違いが同じ発達障害の中でもあるのですが、似通った部分も多いため診断が難しいと言われています。

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