発達障害の中の広汎性発達障害と呼ばれるアスペルガー症候群
発達障害は3種類に分ける事が出来るのですが、アスペルガー症候群は広汎性発達障害の中に入ります。
今ではアスペルガーと自閉症を合わせて自閉症スペクトラムと呼ぶ事が多く、アスペルガーとは呼ばれなくなりつつあるようです。
アスペルガー症候群の特徴
アスペルガー症候群は人とのコミュニケーションが難しいのが特徴です。
そのため子供の頃から友達がいなかったり、仲良くしていても突然嫌われたりと何かと人間関係で問題を抱えてしまうのです。
私はアスペルガー症候群だと知らずに大人になったのですが、
- 相手の気持ちを理解しない
- その場の空気が読めない
- 物事に柔軟性が無い
このような特徴が障害だとは気付かなかったのです。
他にもアスペルガーと呼ばれる特徴は沢山あり
- 同じ物ばかりを好んで食べる
- ニオイや音を敏感に感じてしまう
- ファッションに興味がない
- 人の話しを聞かない
などなど、言い出せばきりがありませんが定型発達の人でも幾つか当てはまる事もあるのではないでしょうか。
アスペルガー症候群の感覚過敏
ASDの人で感覚過敏を持っている人は少なくありません。
同じ物ばかりを好んで食べるのは、新しい事を受け入れにくい障害の特徴と味覚過敏が合わさっているからのようですが、子供の偏食が激しく障害に気付くという場合もあります。
小さな音でも気になる音に敏感で、これは聴覚過敏と呼ばれるもの。私の場合は人の声や鳴き声、モーター音に敏感なのですが他にも超音波や電車の音など色々あります。
また、集中している時でも過敏になる音が聞こえると集中力が妨げられる問題などもあるのです。
光の強さや明るさ、動くものなどに過敏になるのは視覚過敏と呼ばれるのですが、眩しすぎたり暗過ぎるという感覚が過敏です。
同じ肌触りの物ばかりを好む傾向にある場合は触覚過敏が影響している事があります。
このように様々な部分が過敏に反応してしまうのですが、過敏過ぎるからか人ごみや電車がかなり苦手。家に帰るとグッタリとしてしまう事が少なくありません。
アスペルガーと定型発達の違い
自分がASDだと知ってから色々と勉強しているのですが、特に難しいと感じるのは普通と言う感覚を理解するという事。
まぁいいか!と言った考え方が殆どなく、良いか悪いかのいずれかに物事が偏っています。
これは興味の幅が狭いといわれるアスペの特徴でもあるのですが、幅広く物事を考える事が苦手なのかもしれません。
普通だと好き、嫌い、普通といった3パターンの考え方があるそうですが、普通がない。だから両極端な答えになってしまうのでしょう。
色々な部分で違いがある事にやっと気付けるようになってきたのですが、やはりかなりの違いがある事が分かります。
発達障害と呼ばれるアスペルガー症候群は、その違いを受け入れられず辛いと思う事もあるのです。
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